ひ と よ の 夢

歌番号 : 八十八 難波江の   葦のかりねの   ひとよゆゑ   みをつくしてや   恋ひわたるべき

難波の入り江に生い茂る葦の刈り取った根の一節(ひとよ)のような、旅先での短い仮寝の一夜をご一緒に過ごしたばかりに、難波江の澪標(みおつくし)ではないが、この身を尽くして貴方を恋し続けるのでしょうか。

 

貴方に逢える夢路をわたる。

 

 

皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう) 

百人一首アンソロジー さくやこのはな 参加作品